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ヨーロッパ旅行者の悩み【シェンゲン協定】

ヨーロッパ旅行者最大の悩みシェンゲン協定について

 

▼シェンゲン協定とは

日本国籍の人、つまり日本のパスポートを持っている人はヨーロッパ諸国のほとんどで観光ビザを取る必要がなく、90日間の滞在が許されています。

ヨーロッパでビザが必要な国はベラルーシとロシアです。

一度ヨーロッパに入国してしまえば他のヨーロッパ諸国にも出入国審査を受けることなく自由に移動することができます。

自由に移動できるシェンゲン協定国が赤色で塗られた国です。

 

シェンゲン協定参加国一覧

ほぼ、全ての国といってもいいですね。

アイルランドとイギリスは入っていません。

例えば、日本からフィンランドに飛行機で入り、

その後、陸路でデンマークに行き、また飛行機でスペインに入るとします。

入国審査があるのは最初にフィンランドに入る時だけで、

デンマーク、スペインでは入国審査を通ることはありません。

シェンゲン協定のおかげでこのように国境をまたいでも、スムーズに旅行することができます。

 

パスポートにシェンゲン協定加盟国のスタンプがあれば、

協定国内は最初に入国した日から180日のうち90日間滞在することができます。

最近、若干ルールが変更になりまして、

あらゆる180日間の期間内で最大90日の滞在

となりました。

以前は最初の入国から180日後には滞在日数がゼロとなったのですが、

変更後は過去180日間のうち、90日間の滞在のみ、となりました。

 

この協定はEU圏外に住む人のための協定で

よく混同しやすいのですが、

EU(欧州連合)のパスポートを持っている人はシェンゲン協定とは関係なく、EU圏を自由に行き来することができます。

EU圏の人はEU圏内を自由に移動できる。日本人は本来、自由に移動はできないがシェンゲン協定があるおかげで入国審査を通ることなく移動することができる、ということです。

 

これが欧州連合(EU)加盟国です。

EU加盟国一覧

シェンゲン協定のため、180日間のうちの90日間を有効に使うため、旅行ルート、スケジュールを綿密に考える必要があります。

イギリス、アイルランド、バルカン半島の非シェンゲン協定国を上手く使う必要があります。

例外として、オーストリアのみビザ無しで180日の滞在が認められていますが、

他のシェンゲン国は90日のままなので、あまり意味がありませんね。

そして、北欧5ヵ国(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランド)は他のシェンゲン協定国とは異なり、

北欧5ヵ国内に合計90日間滞在した場合は、出国後180日経たないと北欧5ヵ国の国に入ることはできません。

 

なので北欧5カ国で1つの国と考えます。

 

シェンゲン圏内と圏外を行き来しても問題はありません。(例えばイタリア⇒クロアチア⇒スロベニア)

 

この場合、クロアチアに滞在した日数はカウントされないので、イタリアとスロベニアに10日ずつ滞在したとすると、20日間の滞在で残り70日間シェンゲン圏内に滞在することができます。

 

▼入国審査官はどうやって滞在日数をカウントしているか

国境にいる入国審査官はどのように旅行者の滞在日数をカウントしているのか。

シェンゲン圏内を旅行している人のデータがすべての国で共有されているということ
これは間違いありません。

最初の入国審査で入国日が記録され、出国するときに記録を見ればどれだけ滞在したかがわかります。

シェンゲン圏内での移動は自由ですので、どこの国に、何日間滞在していたか、まではわかりません。

なので実際は滞在日数が90日を超えても出国するまで調べる手段はありません。

 

このことから、滞在日数が1日、2日超えてもそこまで問題にはならないと思います。

出国する人にわざわざ時間をかけるほど審査官もヒマではないでしょう。

さすがに半年とか1年のオーバーステイは故意だとみなされてブラックリストにされる可能性はありそうです。

 

正直に言いますと、僕はヨーロッパ旅行中、シェンゲン圏内の滞在日数が合計90日を超えていました。

明らかにオーバーステイをしました。

 

しかし、シェンゲン協定そのものが結構あいまいな決まりだったりします。

僕がルーマニアに陸路で入国した時なのですが、

モルドバからバスでルーマニアの国境に行き、入国審査を受けていた時のことです。

審査官にパスポートを渡し、入国スタンプを押してもらおうとしていたのですが、

審査官はパソコンをず~~~っと見ていて、なにやら問題ありそうな雰囲気でした。

しかし、モルドバもルーマニアもシェンゲン圏外ですし、日本人はビザは必要ないので、何も問題はないはずです。

パソコンでしばらく何かを探していた後、審査官が

『おまえ、どこから来たんだ?』と質問してきました。

そんなもんパソコン見ればわかるだろと、思ったのです。

10分くらいパソコンで必死に何かを探した後に聞くには、少し変な質問のような気もします。

データベース上で旅行者の出入国情報が共有されていないのか、と疑問が出てきました。

これが陸路だからなのか、シェンゲン圏外だからなのか、

非EU圏だからなのかはわかりません。

 

 

シェンゲン圏内の日数カウントがどこまで正確なのか試してみたこともあります。

イタリアから陸路でクロアチアに入り、

その後スロベニア、ドイツなどを渡って再びシェンゲン圏外へと脱出。

実は、この時すでに滞在日数合計が90日を超えていましたが、ポーランドからウクライナへの出国審査の時は何も問題ありませんでした。

その後、東欧を旅行し、アルバニアからギリシャへバスで入国しました。

すでにシェンゲン圏内で90日以上滞在していましたが、入国することができました。

 

一度シェンゲン圏外に出て、再入国すると日数をカウントできないのではないか?

そもそも奴らは日数をカウントしているのか?という疑問が出てきました。

どう頑張ってもシェンゲン圏内の滞在日数が90日を超えてしまう計算でしたので、イタリア滞在中に日本大使館に相談しに行きました。

 

そこで直接聞いた話なのですが

そもそもシェンゲン協定自体があいまいな取り決めで、グレーゾーンだということでした。

 

大使館の見解では、

多少オーバーステイをしてもおそらく問題はなく、また過去にそれが問題になったこともない、とのこと

なぜならば、シェンゲン協定の他にも日本とヨーロッパの各国は二国間協定というものを結んでいて、

シェンゲン協定などなくても、日本人はヨーロッパの各国にビザなしで90日間滞在することができるのです。

我々はシェンゲン協定よりも二国間協定を優先するという認識でいる、ということでした。

大げさに言うと、1カ国につき、90日間ずつ滞在してもよいということになります。

 

二国間協定参加国

なぜ、今まで問題がなかったかというと

シェンゲンがどうとか言い出すと、二国間協定のことも問題になり、

シェンゲン協定の制度の存在が危ぶまれるからということでしょう。

 

90日以内の滞在を守るのにこしたことはありませんが、陸路でシェンゲン圏内から出国するなら多少のオーバーステイは問題にならないでしょう。

飛行機での出国だと、航空会社に何か言われそうですが、陸路なら、そんなに神経質にならなくてもいいかなと思います。

これはあくまで実体験をベースにした話ですので、オーバーステイの罪を問われたとしても、責任を負うことはできませんので、自己責任でお願いします。

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2件のコメント

  1. 初めまして。井上寛太と申します。24歳です。私はヨーロッパでプロサッカー選手として生活を送っています。今はスロベニアでプレーしています。中西様のプロフィールやブログを見て本当に尊敬出来て、素晴らしい人だなと思いコメントさせて頂きました。
    ただ、私はまだ一流のサッカー選手じゃなくて、ビザ等の事も自分でやらなくてはいけない状況です。中西様のこの記事を見てシェンゲン協定の事等、本当に勉強になりました。私がこれからヨーロッパで勝負して行くにもビザの事は絶対必要ですし、聞きたい事もたくさんあります。もしよければ添付したメールアドレスに返信頂けたら有難いと思います。どうか宜しくお願い致します。井上寛太

    1. 井上寛太さん
      コメントありがとうございます。
      私もサッカーをしていましたので、
      サッカーで生活している、それも海外で、という井上さんを尊敬します。
      私はただの旅行者ですので、ビザについては詳しくはありませんが、
      最近はオランダが日本人に対して起業ビザの発行をしていますね。
      サッカーだと雇用主が必要かと思いますので、起業ビザではプレーできないかもしれませんが、
      井上さんがパイオニアになって、切り拓いていっていただければ
      多くの人の助けになるのではないでしょうか。
      もしよろしければ「お問い合わせフォーム」からご連絡いただければ直接私にメールが届きますので、そちらからご連絡くださいませ。
      よろしくお願いいたします。

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